MSCIコクサイインデックス連動ファンドの比較 〜eMAXIS Slim/たわら/ニッセイ〜

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インベス豚です。

先日MSCIインデックスに連動した、eMAXIS Slimの5ファンドを比較しました。

インベス豚のFIRE日記
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惜しくもS&P500に負けてしまったMSCI コクサイに連動したeMAXIS Slim先進国株式は、私が毎月購入しているメインのファンドです。

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目次

MSCI コクサイインデックスに連動した3ファンドの比較

MSCI コクサイに連動したファンドは、eMAXIS Slim以外にもたわらノーロード先進国株式、ニッセイ外国株式インデックスファンドがあります。

ファンド名純資産額直近1年資産流入額信託報酬率SBI投信ポイント
eMAXIS Slim先進国株式5,260.61億円1640.80億円0.09889%0.0349%
たわらノーロード先進国株式3,725.07億円1498.32億円0.09889%0.05%
ニッセイ外国株式5,498.44億円1353.91億円0.09889%0.0351%
2023/10/6時点

比較要素① 純資産額

純資産額が多いほど安定した運用に繋がり、信託報酬の引き下げやインデックスとの乖離幅の減少が期待できます。私としては純資産額の多いファンドを選ぶことが重要と考え、2023年10月6日時点ではニッセイの純資産額が一番多いですね。ただし、eMAXIS Slim先進国株式の純資産額もほぼ同等と見ることができると思います。

比較要素② 資産流入額

純資産額と同時に、資産流入額も同時に見るべきと考えています。流入額により将来の純資産額が変わりますから。直近1年の資産流入額をみるとeMAXIS Slimが一番多く、ニッセイとは300億円ほどの差がついています。

純資産額の推移をみると、eMAXIS Slimの流入額が多く、ニッセイの純資産額に追いつきつつあることが確認できます。この流入額が続くと、あと1年弱でeMAXIS Slimの純資産額が一番多くなると予測できます。

比較要素③ 信託報酬率

3ファンド同率の0.09889%です。参考までに、0.09889%への引き下げ日が早いのは”たわら”となります。

ファンド名引き下げ日
eMAXIS Slim先進国株式2023年5月11日
たわらノーロード先進国株式2023年4月7日
ニッセイ外国株式2023年6月14日
0.09889%への引き下げ日 2023/10/6時点

比較要素④ SBI投信ポイント

SBI証券でファンドを保有することで、投信マイレージサービスポイントが付与されます。ファンドにより付与率が変わりますが、2023年10月6日時点は”たわら”が一番付与率が高いです。信託報酬からSBI投信ポイントを差し引いたコストは”たわら”が一番低くなっています。

ファンド名信託報酬−SBI投信ポイント信託報酬率SBI投信ポイント
eMAXIS Slim先進国株式0.06399%0.09889%0.0349%
たわらノーロード先進国株式0.04889%0.09889%0.05%
ニッセイ外国株式0.06379%0.09889%0.0351%
SBI投信ポイントと信託報酬率 2023/10/5時点

比較要素⑤ 基準価額の乖離

3ファンドの直近1年間の基準価額を比べて乖離を調べます。青線がeMAXISとたわらの基準価額の乖離、緑線がeMAXISとニッセイの基準価額の乖離です。差が”0%”なら2ファンド間で乖離が少ないことになります。

eMAXIS Slimとニッセイは最大で0.09%近い乖離があります。eMAXIS Slimとたわらは、ニッセイほどでは無いですが±0.02%程度の乖離があります。両グラフとも1年を通して見ると0%に収束していますが、より乖離が小さいのはeMAXIS Slimとたわらとなります。3本中2本が近い動きとしていることを見ると、ニッセイはMSCIコクサイインデックスから乖離している可能性があります。

インデックスファンドは指標(ここではMSCIコクサイ)の値動きを期待しているため、その指標から上振れも下振れもよろしくありません。”より”という言葉を使うならeMAXIS Slimとたわらが良いのでしょうが、ニッセイの乖離は0.09%と誤差とも言えるものなので、あまり考える必要はないのかもしれません。

どのファンドが一番良い?

MSCIコクサイインデックスに連動した3ファンドを比較した結果、それぞれのファンドに良い点がありました。純資産額で見るなら「ニッセイ」、流入額で見るなら「eMAXIS Slim」、コストで見るなら「たわら」でしょうか。ただしニッセイは(若干ではありますが)基準価額の乖離を起こしている可能性、また1年以内に純資産額がeMAXIS Slimに抜かされる可能性があることから、長期積立前提のインデックスでは不利になりますね。

今回は調べきれませんでしたが、信託報酬率の推移をファンド毎に確認できればもっと比較しやすくなります。今後もファンドを定期的に調べていきたいと思います。

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この記事を書いた人

名前:インベス豚
年齢:30代
職業:会社員
投資:インデックス+米国株+不動産
投資歴:インデックスから始め高配当株に手を出すが、現在はインデックス+米国株で資産額を増やしている。不動産も挑戦中。

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