5インデックスの比較 〜MSCI コクサイ/オールカントリー/S&P500/TOPIX/エマージングマーケット〜

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インベス豚です。

私はMSCIコクサイインデックスに連動した「eMAXIS Slim先進国」を主に定期購入しています。

インベス豚のFIRE日記
投資信託/株の定期購入額(2023年版) | インベス豚のFIRE日記 インベス豚です。 私は投資信託を毎月定期購入を設定しています。設定さえすればあとは放置するだけなので、仕事が忙しくても、やる気がなくても、雨の日でも晴れの日でも...
 

MSCIインデックスにはコクサイ以外にも、オールカントリー、S&P500、TOPIX、エマージングマーケットがありますが、この数年放置していたので改めて各インデックスの内容や成績を確認してみました。

目次

MSCI 5インデックスの特徴

eMAXIS Slimの投資信託説明書を参考に特徴を纏めました。2023年10月6日時点で見ることができる投資信託説明書が元データとなります。

MSCI コクサイ

アメリカを中心にイギリス、フランス、カナダ等の先進国22カ国を投資対象としたインデックス。アメリカが72.5%を占め、日本は含まれない。

https://www.am.mufg.jp/pdf/koumokuromi/252653/252653_20230725.pdf?_gl=1125cca2_gaMTgyNTc3MDA4Ni4xNjYwNzQ2OTkz_ga_3ZNV996Y9H*MTY5NjY1MTg1MC4xNS4xLjE2OTY2NTE5NTEuMzYuMC4w&_fsi=WEiV8ckU

 

MSCI オールカントリー

アメリカを中心にした日本を含む先進国23カ国、新興国24カ国を投資対象としたインデックス。アメリカが60%を占め、日本が5%程度含まれる。

https://www.am.mufg.jp/pdf/koumokuromi/253425/253425_20230908.pdf?_gl=11rpgw9j_gaMTgyNTc3MDA4Ni4xNjYwNzQ2OTkz_ga_3ZNV996Y9H*MTY5NjY1MTg1MC4xNS4xLjE2OTY2NTI0MDkuMTAuMC4w&_fsi=WEiV8ckU

 

MSCI S&P500

アメリカのS&P500を投資対象としたインデックス。

https://www.am.mufg.jp/pdf/koumokuromi/253266/253266_20230725.pdf?_gl=1ylq65v_gaMTgyNTc3MDA4Ni4xNjYwNzQ2OTkz_ga_3ZNV996Y9H*MTY5NjY1MTg1MC4xNS4xLjE2OTY2NTI1ODIuNDkuMC4w&_fsi=WEiV8ckU

 

MSCI TOPIX

日本のTOPIXを投資対象としたインデックス。

https://www.am.mufg.jp/pdf/koumokuromi/252634/252634_20230725.pdf?_gl=11jm6da8_gaMTgyNTc3MDA4Ni4xNjYwNzQ2OTkz_ga_3ZNV996Y9H*MTY5NjY1MTg1MC4xNS4xLjE2OTY2NTI5MTQuNjAuMC4w&_fsi=WEiV8ckU

 

MSCIエマージングマーケット

新興国24カ国を投資対象としたインデックス。中国が32%を占め、台湾15%、インドが13%程度含まれる。

https://www.am.mufg.jp/pdf/koumokuromi/252878/252878_20230908.pdf?_gl=1rj51z2_gaMTgyNTc3MDA4Ni4xNjYwNzQ2OTkz_ga_3ZNV996Y9H*MTY5NjY1MTg1MC4xNS4xLjE2OTY2NTI5NzcuNjAuMC4w&_fsi=WEiV8ckU

 

5インデックスの基準額比較

私が主に購入しているeMAXIS Slimから、5インデックスに連動したファンドのデータをお借りして、直近5年間の基準価額をグラフにしました。

グラフ条件

  • eMAXIS Slim先進国株式インデックス、全世界株式(オール・カントリー)、米国株式(S&P500)、国内株式(TOPIX)、新興国株式の基準価額を利用
  • 2018年10月31日の基準価額を100
  • 4ファンドの内、最も遅い設定日(全世界株式)2018年10月31日をグラフ開始日
  • データ引用元:https://emaxis.jp/index.html

5ファンドの騰落率順位 〜S&P500は強い〜

順位ファンド名騰落率(%)
1S&P500+126.3
2先進国+110.5
3全世界+98.3
4TOPIX+57.7
5新興国+48.7
騰落率順位

1位:S&P500

S&P500が1位となり、アメリカ株の強さがわかる順位となりました。この5年で基準価額が2.2倍になります。このリターンは、ほとんどの方が満足するのではないでしょうか。

2位:先進国

先進国は2.1倍となり、S&P500に近い数値となりました。アメリカ株の割合が72%と多いため、当然と言えば当然ですね。この5年で見ると、アメリカ株以外の先進国はアメリカ株のリターンよりは低かったようです。

3位:全世界株

全世界株が私の予想に反して、1.98倍と高い数値となりました。もっと低い数値となると思っていたのですが、確認してみると米国が60%含まれているのですね。6割ほど含まれているのであればこの高い数値も納得です。含まれている新興国が足を引っ張っているかと思われます。

4位:TOPIX

TOPIXはほぼ1.57倍となり残念ながら4位となりました。上位3ファンドから大きく離される結果となりますが、この数ヶ月の勢いのままこの先も上昇すると、半年後は面白い結果になるかもしれません。

5位:新興国

TOPIXと同じく上位3ファンドからは大きく離される結果となりました。グラフを見ると、2021年以前は上位3ファンドと同等の上昇を続けていますが以降伸び悩んでおり、この数ヶ月のTOPIXの上昇で5位に後退しています。

私が先進国インデックスファンドを購入する理由

  • カントリーリスクを低下させるため先進国に集中したい
  • 今後ずっとアメリカ株一強は続かないと感じている
  • 日本株は個別で購入するため必要無し

の理由からMSCIコクサイインデックスに連動したファンドを購入しています。

アメリカ株が強いことは私が投資を始めた2017年から変わっておらず、2017年からS&P500のみを購入していればより多くの利益が得られていたと思います。ただ過去数十年はアメリカ株の時代だったことは数値を見ればわかりますが、今後もアメリカ株が上昇し続けるかがよくわかりませんでした。

そこで比率としては少ないですが、あえてアメリカ以外の先進国を含む先進国インデックスを購入しています。”卵を一つのカゴに盛るな”の格言がありますが、自身の望むリターンと許容できるリスクを把握して適切な投資を心がけたいと常日頃思っています。

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この記事を書いた人

名前:インベス豚
年齢:30代
職業:会社員
投資:インデックス+米国株+不動産
投資歴:インデックスから始め高配当株に手を出すが、現在はインデックス+米国株で資産額を増やしている。不動産も挑戦中。

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