インベス豚です。
私はFIREを目指す30代会社員です。
どのFIREを目指すのか明確にしたいと思い、FIREの種類を調べてみました。
FIREの種類
FIRE(Financial Independence, Retire Early(経済的自立、早期退職))には様々な定義があるようですが、ここでいうFIREは”日々の生活費は資産収入から賄う”ことを想定しています。
大前提として、”生活費を稼ぐための労働から解放される”ことを早期退職と考えているためです。
多くの定義があると思いますが、この点はあらかじめご了承ください。
言葉の定義
4種類のFIREを説明するために、必要な言葉を定義しておきます。
経済的自立…資産収入等の不労所得から得られる収入で日々の生活費が賄えること
早期退職…日々の生活費を稼ぐための労働から解放されること
基礎生活費…日々暮らすために必要な費用のこと
例:日々の食費、光熱費、通信費、家賃、生活に必要な最低限の家電購入費、健康保険等々
ゆとり費…基礎生活費とは別に、生活を豊かにする費用のこと
例:日々食べないような豪華な食事、旅行、飲み会、習い事、等々
私の基礎生活費とゆとり費
私の場合、基礎生活費は335.6万円/年、ゆとり費は120万円/年とします。
ゆとり費は現在かかっていないため算出が難しいですが、120万円/年で仮置きしておきます。
ファットFIRE
基礎生活費とゆとり費全てを不労所得で賄うFIREです。
多くの資産収入が必要なFIREなので、その分難易度が高くなっています。
私の場合、基礎生活費が335.6万円/年、ゆとり費が120万円/年、合計が455.6万円/年です。
FIREに必要な資産額を4%ルールで25倍すると11,390万円ですね。
※ゆとり費の120万円分、収入種別により健康保険と年金が追加で必要になります。
リーンFIRE
基礎生活費は不労所得で賄い、ゆとり費は不要で賄う必要がないFIREです。
お金のかからない趣味等を行うことでゆとり費は不要の考えなので、労働も不要となります。
私の場合、基礎生活費が335.6万円/年です。
FIREに必要な資産額を4%ルールで25倍すると8,390万円ですね。
サイドFIRE
基礎生活費は不労所得で賄い、ゆとり費は自営業等の好きな仕事の労働所得で賄うFIREです。
私の場合、基礎生活費が335.6万円/年、ゆとり費が120万円/年です。
基礎生活費は不労所得なのでFIREに必要な資産額を4%ルールで25倍すると8,390万円ですね。
ゆとり費の120万円/年を労働所得で賄う必要があります。
※ゆとり費の120万円分、健康保険と年金が追加で必要になります。
バリスタFIRE
基礎生活費は不労所得で賄い、ゆとり費はバイト等の雇われ仕事の労働所得で賄うFIREです。
私の場合、基礎生活費が335.6万円/年、ゆとり費が120万円/年です。
基礎生活費は不労所得なのでFIREに必要な資産額を4%ルールで25倍すると8,390万円ですね。
ゆとり費の120万円/年を労働所得で賄う必要があります。
※ゆとり費の120万円分、健康保険と年金が追加で必要になります。
4種類のFIRE一覧表
上記で記載した内容を一覧表にしました。
FIRE種類 | 基礎生活費を資産収入で賄える | ゆとり費を資産収入で賄える | ゆとり費の労働収入 |
ファットFIRE | ○ | ○ | 不要 |
リーンFIRE | ○ | – | ゆとり費は不要 |
サイドFIRE | ○ | × | 自営業等で好きな仕事 |
バリスタFIRE | ○ | × | バイト等で雇われ仕事 |
4%ルールで25倍した資産額に加えて生活防衛資金が必要
4%ルールで25倍した資産額は、すべてリスク資産で運用した場合の平均リターンです。
FIRE後に全ての資産をリスク資産で運用すると、資産額が下落したときに生活が成り立たなくなる可能性があります。
そこでリスク資産とは別に生活防衛資金として、年間支出の2年間分を現金等の無リスク資産で確保します。
生活防衛資金を追加すると、各FIREに必要な合計資産額は以下表の通りとなります。
FIRE種類 | 4%ルール必要資産額(万円) | 生活防衛資金(万円) | 合計資産額(万円) |
ファットFIRE | 11,390 | 911.2 | 11401.2 |
リーンFIRE | 8,390 | 671.2 | 9,061.2 |
サイドFIRE | 8,390 | 911.2 | 9,301.2 |
バリスタFIRE | 8,390 | 911.2 | 9,301.2 |
※生活防衛資金は、年間支出の2年分としています。
※ファットFIREは、ゆとり費の120万円分、収入種別により健康保険と年金が追加で必要になります。
私はサイドFIREを目指す
以前FIREに必要な資産額を計算しましたが、どうやらリーンFIRE分を計算してしまったようです。
今はお金を使わなくても楽しめることがたくさんありますし、現に私はゆとり費としてほとんど使わなくても楽しんで生活しています。
でもそれは会社員として働いていて、時間があまりないことも関係しているかもしれません。
FIREして時間ができるのに、ゆとり費が”0円”は人生に彩が無くなってしまいます。
そこで私の目指すFIREはサイドFIREとして、好きな仕事でゆとり費を賄うのが良い結論になりました。
FIREに必要な合計資産額は増えたことで必要な資産額が変わり、あと2,247.2万円が必要となりました。
9,301.2万円(FIRE必要資産額) – 7,054万円(2023年5月末総資産)=2,247.2万円
サイドFIREの9,301.2万円を目指して、資産形成を進めてまいります