インベス豚です。
米国高配当株に投資して、5,000万円で早期リタイアできるかシミュレーションをします。”もし”、”仮に”という話はモチベーションアップにつながるので大好きです。
リタイアシミュレーションは机上の空論とわかってはいますが、楽しすぎて辞められない!!
基礎生活費 240万円/年の内訳
まずは基礎生活費を把握します。ざっくりとなりますが、私の基礎生活費は20万円/月ほどで年間だと240万円かかっています。内訳は以下の通りです。
- 住居費:10万
- 食費:3万円
- 雑費:2万円
- 水道光熱費:1万円
- 通信費:1万円
- その他:3万円
戸建てのローン返済が大きく、全支出の半分を占めます。住居を変えればリタイアのハードルが下がるのですがね..。
5,000万円の5%が250万円
税引き後の配当利回りが5%だとすると、最低でも5,000万円の資金が必要になります。米国株の場合は外国税との2重課税となり、配当金のうち約28.3%が源泉徴収されます。この2重課税がかからないADR銘柄もあり、表中”BTI”はADR銘柄として2重課税が発生せず日本株と同様20.315%となります。
2023年10月のデータから高配当5銘柄をピックアップしてみました。この5銘柄に1,000万円ずつ投資すると、税引き後で6.13%が得られ、306万円/年の配当金が手に入る計算になります。ということは、5,000万円どころか3,900万円ほどで早期リタイアできてしまいます!
銘柄 | ティッカー | 税引き前(%) | 税引き後(%) |
---|---|---|---|
ブリティッシュアメリカンタバコ(ADR) | BTI | 9.51 | 7.57 |
アルトリア | MO | 9.41 | 6.74 |
ベライゾン | VZ | 8.43 | 6.04 |
AT&T | T | 7.58 | 5.43 |
スリーエム | MMM | 6.82 | 4.88 |
平均 | 8.35 | 6.13 |
最近の米国株の高配当銘柄は凄すぎる…!けどちょっと配当高すぎて恐いな。
高配当株は注意点もあり!
とまあ、仮の話をしてみましたが、現実はそう簡単ではないです。といいますのも、
・今後も同じだけの配当金を得られる保証はない=減配する可能性がある
・企業が存続し続けるかわからない=配当金どころか持ち株が紙切れになる可能性がある
・ドル配当金を円に変える必要がある=為替リスクで円換算配当金が減る可能性がある
ためです。特に減配と為替リスクは結構起こりますので注意が必要です。
リスクを承知の上で5,000万円投資して、逃げ切る作戦もありかも…と思ってしまうほど魅力的な話ですね。
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成熟株と成長株
株(特にアメリカ株)は成熟株と成長株で特徴が分かれます。成熟株は高配当ですが株価は下落もしくは横ばい気味。成長株は低配当もしくは無配当ですが株価は上昇気味です。また、配当金には税金がかかってくるため、長期で見ると損になる可能性があります。
定期的に配当金という現金が入ってくる成熟株は、わかりやすく楽しい投資です。しかし、株価+配当金=資産額を最大化するために投資しているのに、配当金はプラスを株価が打ち消して、資産額はマイナスに…となることも成熟株にはあるため注意が必要です。故に私は高配当の成熟株の割合は少なくしています。
…の前提は置いておいて、正直今でも高配当な成熟株に惹かれるときがたくさんあるのです。時々あるんです、ものすごく会社を辞めたいときが。そんなとき、投資信託やETFを売ってお金をすべて高配当な成熟株につぎ込んで会社辞めようと、この誘惑と葛藤に悩まされます。
早くこの葛藤から抜け出したい!!